図書館員のおすすめ図書のうち、お子さん向けの本を紹介します。
このページから直接予約ができますので、気になる本がありましたらぜひご予約下さい。
ぺんぎんたいそう
齋藤 槇/さく 福音館書店/発行
愛らしくてユニークなペンギンたちの動きがとても楽しい絵本です。ペンギンたちと一緒に体を動かしたくなります。読んであげれば0歳から楽しめます。
おじいちゃんのくしゃみ
阿部 結/[作] 福音館書店/発行
大迷惑なおじいちゃんの大きなくしゃみ。ですが、実はすごいことができるんです。おじいちゃんと孫との交流を描いたとてもユーモアのある絵本です。読んであげれば3歳から楽しめます。
いっこでもにくまん
ふじもと のりこ/作 世界文化ワンダークリエイト/発行
1から10までの数をかぞえながら、おいしそうな食べものの名前や、ものの数え方も知ることができる楽しい数あそび絵本です。裏表紙までしかけがあり何度でも繰り返して読みたくなる絵本です。1から10の数がわかる小学1年生くらいから楽しめます。
給食室のいちにち
大塚 菜生/文 少年写真新聞社/発行
2023年度全国課題図書の一つでもあるこちらの絵本ですが、小学校の給食室の現場をとても忠実に描いています。この絵本を読みながら親子で給食の思い出話をしてみてはいかがでしょうか。小学校1年生くらいから楽しめます。
ぶら鉄
レイルマンフォトオフィス/著 昭文社/発行
首都圏の鉄道の魅力を堪能できるスポットを紹介しているこちらの本は、鉄道好きのお子さん必読です。我が家の鉄道好きな息子もこの本に掲載されているスポットを色々見て回り、大変お世話になりました。この本を参考にご家族でお気に入りの鉄道スポットを見つけてみてはいかがでしょうか。
かわいい動物と四季のおりがみ
おりがみの時間/著 コスミック出版/発行
ハロウィンのかぼちゃやコウモリ、お正月の門松など、四季にあったかわいい動物などの折り紙がたくさん掲載されています。図書館のイベントでもこの本の折り方を参考にして景品等を作り、多くの方に喜んでいただきました。親子で折り紙を折って自宅で飾るととても素敵ですね。同じ著者の「飾れる!使える!たのしい!おりがみの時間」ブティック社もおすすめです。
感動するもの、深く考えさせられるもの…たくさんあり過ぎてどれを紹介しようか悩みましたが、泣く泣く厳選して12冊にしぼりました。ぜひ親子で読んでみてください。対象年齢は目安です。
わたしのあかちゃん
澤口 たまみ/ぶん 津田 真帆/え 福音館書店/発行
母から出産祝いで贈られて泣きながら読みました。子どもが小学生になるころに読むと親子で感動すると思います!4歳くらいから。
いもうとのにゅういん
筒井 頼子/さく 林 明子/え 福音館書店/発行
妹の入院をのりこえて、優しく成長するお姉ちゃんの姿を描きます。最後に妹に大切なお人形を渡すところで私は涙腺が崩壊します。同じ系統で「ちょっとだけ」もいじらしくて切ないです。4歳くらいから。
えんどうまめばあさんとそらまめじいさんのいそがしい毎日
松岡 享子/原案・文 降矢 なな/文・絵 福音館書店/発行
働き者だけど他にやりたいことがみつかるとすぐにそちらもやりたくなるおばあさんとおじいさん。共感必至の楽しいお話ながら、扉に書かれた【「暮らす」ということが大事。いそがしく、たのしくね。】の松岡享子さんの言葉に象徴されるとおり温かくエールを送ってくれる絵本です。5歳くらいから。
アローハンと羊 モンゴルの雲の物語
興安/作 蓮見治雄/文・解説 こぐま社/発行
「ウェン王子とトラ」を読むと泣けてしまうと話したら、図書館員の先輩がこれも泣けるよと教えてくれて、本当に泣けました。時に厳しいモンゴルの草原に生きる一人の女性と羊の交流を描いています。5歳くらいから。
ビロードうさぎ
マージェリィ・ウィリアムズ/ぶん 石井 桃子/やく ウィリアム・ニコルソン/え 童話館出版/発行
この本によれば、子どもにとても長い間、心からかわいがってもらったおもちゃは、本当のものになるのだそうです。私の大好きな「たぬきのぬいぐるみ」も、絶対本物だなと思います!6歳くらいから。
ルドルフとイッパイアッテナ
斉藤 洋/作 杉浦 範茂/絵 講談社/発行
知らない町にやってきてしまった猫のお話。おもしろい物語なのに泣けるところもある名作!33年のあいだにシリーズの5作目まで出版されており、早く6作目が出ないかなと期待しています。8歳くらいから。
やぎと少年
アイザック・バシェヴィス・シンガー/作 M・センダック/絵 岩波書店/発行
ノーベル文学賞作家による短編集。中でも「やぎのズラテー」は圧巻です!やぎが吹雪の中ある方法で少年を助けてくれるのですが、親子でそれはもうびっくり感動しました。8歳くらいから。
トンネルの向こうに
マイケル・モーパーゴ/作 杉田 七重/訳 小学館/発行
この作者の物語はどれも心にしみるのですが、この本は実在する兵士の話をもとにした物語で特に印象的でした。一体どうすれば良かったのか?と深く考えさせられる本です。9歳くらいから。
キリンの運びかた、教えます 電車と病院も!?
岩貞 るみこ/文 たら子/絵 講談社/発行
命や物を運ぶ人たちの、心のこもった工夫や努力を伝えるノンフィクションの読み物です。10歳くらいから。同じ作者の「救命救急フライトドクター」もおすすめです。
狐笛のかなた
上橋 菜穂子/作 白井 弓子/画 理論社/発行
こちらはファンタジー小説です。分厚い本ですが、結末にハラハラしながら一気に読めます。心にしみること間違いなしなので、どうか読んでほしいです!10歳くらいから。
自由への道 奴隷解放に命をかけた黒人女性ハリエット・タブマンの物語
池田 まき子/文 丹地 陽子/絵 学研プラス/発行
奴隷主から逃亡したのち命がけで何人もの奴隷逃亡を手助けし、奴隷解放のために尽力したハリエット・タブマンの伝記です。不屈の精神に感動します。10歳くらいから。
本を読んで親子で笑うと、とても幸せな気持ちになりますね。若干笑いのハードルが低い我が家ではありますが、特に一緒に笑った楽しい本を紹介します。対象年齢は目安です。
モペットちゃんのおはなし
ビアトリクス・ポター/さく・え いしい ももこ/やく 福音館書店/発行 3歳から
ピーターラビットの絵本シリーズ。モペットちゃんがかわいくて楽しい絵本です。同シリーズ「こねこのトムのおはなし」もおすすめです!
きょうふのおばけパンツ
アーロン・レイノルズ/作,中川 ひろたか/訳,ピーター・ブラウン/絵 学研プラス/発行 4歳から
暗やみに不気味に光るパンツ。穴を掘ってうめてもまた現れる恐怖!!なのに笑える絵本。 「きょうふのおばけにんじん」もおすすめです。
おつきさまこんばんは
林 明子/さく 福音館書店/発行
長男が1歳になるころ、せがまれて毎日10回以上読みました。最後のページまでいくとすかさず「もっかい! (もう一回)」と言われまさにエンドレスでした。すごい本です。
でんしゃくるかな?
きくち ちき/著 福音館書店/発行
動物、電車、ばいばいと、子どもの好きな要素がいっぱいで、2歳のころはまりました。3歳で再び見せたところ、また新たな発見もあり楽しんでいました。
このパンなにパン?
ふじもと のりこ/作・絵 鈴木出版/発行
パンパン、このパン、なんのパン?のリズムが楽しく、どのパンもとてもおいしそうで、2、3歳のころ喜びました。図書館に返すと子どもに「返しちゃだめー」と怒られる本でした。
しょうぼうしのくまさん
フィービ・ウォージントン/さく・え,オリバー・ウィリアムス/さく・え,こみや ゆう/やく 福音館書店/発行
くまさんシリーズの本は何冊か出ていますが、どれもくまさんが朝起きてから夜寝るまでの一日がゆったりと描かれています。3歳の次男が楽しんでいる横で、8歳の長男が「今回のクマはこんなベットか」と眺めていました。
ぶーちゃんとおにいちゃん
島田 ゆか/著 白泉社/発行
「バムとケロ」「ガラコ」シリーズともども、3歳から6歳ごろとても喜んで読みました。長男は「おにいちゃん」に、次男は「ぶーちゃん」にとても感情移入して読んでいます。
ないしょのおともだち
ビバリー・ドノフリオ/文,バーバラ・マクリントック/絵,福本 友美子/訳 ほるぷ出版/発行
3歳くらいから長いあいだよく読みました。細かいところまで描きこまれた絵と、温かいおはなしを、子どもたちがとても気に入っていました。
ちいさなろば
ルース・エインズワース/作,石井 桃子/訳,酒井 信義/画 福音館書店/発行
長男8歳、次男3歳のときに二人が同時に「もう1回!」と言った本です。年齢差がある二人が同時に喜ぶ貴重な本でした。しみじみ良いお話です。クリスマスの時期におすすめです。
からすのおかしやさん
かこ さとし/作・絵 偕成社/発行
次男が3歳のとき毎晩のように読まされました。そのうち一人でも絵をみて忠実に文を読み上げるようになった次男。え? もう字が読めるの?! と驚きましたが、おはなしを覚えてしまったようです。『からすのパンやさん』のその後のおはなしです。
マイク・マリガンとスチーム・ショベル
バージニア・リー・バートン/ぶん・え,いしい ももこ/やく 福音館書店/発行
3歳から7歳くらいまで、寝る前に「読んで」としばしば持ってくる絵本でした。長いお話なので読み手は大変ですが、子どもたちはとても気に入っていました。少なくとも 300回は読んだと思います!私自身も子どものころに読んで、地下の四隅がきっちり掘られていく様子が爽快だったのを覚えています。
ウェン王子とトラ
チェン ジャンホン/作・絵,平岡 敦/訳 徳間書店/発行
こちらも長男8歳、次男3歳のときに二人が同時に「もう1回!」と言った本でした。長男は感動的なおはなしに、次男は力強い絵に、それぞれ惹き込まれていたようでした。
チム・ラビットのぼうけん
アリソン・アトリー/作,石井 桃子/訳,中川 宗弥/画 童心社/発行
長男は6歳のころ「チム・ラビット読んで!」が寝る前の口ぐせでした。物語を耳で聞いて楽しんでいました。シリーズで『チム・ラビットのおともだち』もあります。