夏への扉
ロバート A ハインライン/著 早川書房/発行
SFの巨匠ハインラインの冷凍睡眠(コールドスリープ)を主題にしたタイムワープものです。 主人公の飼い猫ピートは冬になると、家のどこかのドアが夏に通じていると信じて、家のすべてのドアを開けさせます。「彼(ピート)は・・・夏への扉を探すのを、決して諦めようとしなかった。」作品全編にピートへの愛が溢れています。物語後半の展開が爽快。
ジェニィ(新潮文庫刊)
ポール・ギャリコ/作 新潮社/発行
広場の猫とはほとんど友達だった、猫が大好きなピーターは、ある日突然猫になってしまい!ばあやにロンドンの通りにほうり出されてしまいます。人間には冷たく追い立てられ、ボス猫には瀕死の重傷を負わされた猫のピーターは、優しい雌猫のジェニイに助けられます。 物語の天才、ポール・ギャリコの猫への深い愛情から生まれた作品。
牝猫
コレット/作 工藤庸子/訳 岩波書店/発行
アパルトマンの10階で新婚生活を始めたアランとカミーユ。アランが溺愛する雌猫のサアに、カミーユは次第に嫉妬をつのらせていきます。 一匹の猫をめぐる若い男女の心理を描く、コレット円熟期の作品。
猫だましい
河合隼雄/著 新潮社/発行
なぜ、「猫」なのか? たましいの不可解さを猫に感じる心理学者が、世界の古今東西の猫が登場する昔話や絵本、まんがや小説を取り上げて、猫と人と心について語ります。作者のユニークな語りが楽しい本です。
ネズミあなのネコの物語
アントニーニャ・バーバ/作 ニコラ・ベイリー/絵 ブックローン出版/発行
漁師のトムじいさんと猫のマウザーは大の仲良し。(余談ですが、じいさんはトムとしておいて、猫をわざわざ「はなこ」としている訳の意図が謎。) 大嵐で船を港から出せない日が続いた冬のある日、いよいよ村に食べるものがなくなって、トムじいさんとマウザーは小さな船で命がけの漁に出ます。 イギリス、コーンウォール地方の昔話をもとに描かれた絵本。ニコラ・ベイリーの美しい絵を堪能できます。
犬部! 北里大学獣医学部
片野 ゆか/著 ポプラ社/発行
青森県十和田にある北里大学獣医学部には、犬部というサークルがあります。活動内容は、行き場を失った犬や猫を保護し新たな飼い主をみつけること。保護した動物は絶対に幸せにすることをモットーに、命と正面から向き合う学生たちの姿を描いた実話です。今年映画化もされました。
犬は愛情を食べて生きている
山田 あかね/著 光文社/発行
都内の動物病院の院長太田さんは、休日に何十匹もの野良猫の避妊去勢手術を行うだけではなく、野犬がいると聞けば山口県まで保護に出向き、多頭飼育崩壊が起こったと知れば埼玉県までワクチンを打ちに駆けつけます。一匹も殺したくない、その思いで24時間365日を動物に捧げる映画「犬部!」の主人公のモデルになった獣医師に密着取材したノンフィクションです。
動物は「物」ではありません! 杉本彩、動物愛護法“改正”にモノ申す
杉本 彩/著,浅野 明子/監修 法律文化社/発行
動物環境・福祉協会Eva代表の女優杉本彩さんが、悪質業者が横行するペットビジネスの裏側やエスカレートする動物虐待の実態などを2019年に改正された動物愛護法改正の経緯や仕組みについて触れながらわかりやすく解説しています。改正の経緯に触れながらも今後の課題などを取り上げ、動物保護に真摯に取り組む様子に心打たれます。
はなちゃんの夏休み。FROM HANA 2010〜2012
石田 ゆり子/著 東京糸井重里事務所/発行
女優石田ゆり子さんの愛犬はなちゃんはなんと毎日がなつやすみだそうです。そんなはなちゃんが、糸井重里さんの愛犬ブイヨンことぶいちゃんにお手紙を書きました。ばあや(ゆり子さん)と4匹の猫達とのほほんとした生活の様子は、コロナで疲れた心を癒してくれること間違いなしです。
子育て手帳のつくりかた
*LuLu Cube*/著 G.B./発行
出産を機に育児日記を付け始める方が多いと思います。育児はつらいこと、大変なことも多いけれど、育児日記を読み返すと「子どもの成長」、「子どもへの愛情」を再確認出来て、さらに自分の頑張りにも気づけます。育児手帳が「自分ってすごい!」とほめてあげるツールになることや手抜きでも可愛く楽しく手帳を作っていけるコツを紹介している本です。
イラストでわかる怒らずのばす育て方
篠 真希/著,モチコ/イラスト 池田書店/発行
「子どもはこんなにかわいいのにイライラしてしまうのはなぜだろう?」と親がイライラしてしまうのは当たり前と認めた上で、「怒り」とは何なのか、怒りとの付き合い方、子どもに対する怒らない接し方などが書かれている本です。ママのイライラランキング形式で対処法が紹介されていて、思わず「あるある!」と共感し、イラストも面白くて笑ってしまいます。対応も参考になり、笑って心も軽くなった一冊です。
非認知能力が育つ3〜6歳児のあそび図鑑
原坂 一郎/監修,モチコ/イラスト 池田書店/発行
子どものIQや偏差値では測れない人生を豊かにする能力といわれる「非認知能力」が育つ遊びと親のかかわり方のコツを紹介しています。我が家では、部屋に紐を張り巡らせて通り抜ける「くもの巣通り抜けゲーム」、3つのキーワードを与えて自由にお話を作っていく「3つでオリジナル童話」などが特に盛り上がりました。レパートリーが増えると子どもと遊ぶのもさらに楽しくなります。
あそぶだけ!公園遊具で子どもの体力がグングンのびる!
前橋 明/著,プレイデザインラボ/編 講談社/発行
わが家は子どもとよく公園に行きます。子どもが楽しんでくれるのが1番ですが、「実はあの遊具が子どものこんなところを鍛えてくれていた!伸ばしていてくれていた!公園の遊具っていろんなことを考えて作られているんだ!」と、とにかくびっくりした一冊。公園に出かけるのがさらに楽しくなりました。
パパのトリセツ2.0
おおた としまさ/著,モチコ/イラスト ディスカヴァー・トゥエンティワン/発行
まずは「はじめに」を読んでほしいです。著者がこの本を手に取った妻の気持ちを思いやり、寄り添ってくれ、それだけでも育児で疲れた私はとても癒されました。メインは、子育てをめぐる妻と夫の考えのズレについて、夫と正面からぶつかる余裕のない時には「夫を全自動子育てロボットに見立てて、タイプ別にアプローチを変えてみよう」という提案をしている本です。うまくいってもうまくいかなくても、楽しみながらチャレンジできたら良いなと思います。
いやだいやだ
せな けいこ/著 福音館書店/発行
娘のイヤイヤ期の時に、真正面から相手をする余裕のない日は「いやだいやだってルルちゃんはいうよ」と絵本まるまる一冊分そらで言ってみます。そうすると、いつも最後は絵本を持ってきて、娘も絵本を楽しんでイヤイヤを忘れてしまっていました。そんな我が家の黄金パターンを作ってくれた絵本です。
動物園&水族館完全ガイド
かみゆ子ブタ編集部/編 つまき/監修 廣済堂出版/発行
全国の動物園・水族館全286園を紹介する動物園ガイド。まずは身近な動物園がどこにあるか探してみましょう。データ2019年7月現在。
千葉市動物公園リスタート園長ガイドブック
石田 戢/著 社会評論社/発行
千葉市動物公園が着々と生まれ変わっているのをご存じですか? 園長みずから園の歴史やリスタート構想、動物の特性や展示の舞台裏を解説します。
動物園めぐり
G.B/発行
コロナ禍で全国の動物園が休館する中、飼育員さんたちは動物たちの日常を守り抜いてきました。日本全国の動物園で暮らす動物たちのいまをオールカラーの写真で紹介します。データ2020年11月現在。
もっと知りたい動物園と水族館
小宮 輝之/著 メディアパル/発行
動物のウンチはどうしているの? 動物園のクマは冬眠しないの? 動物園にまつわる謎と疑問に、現役の飼育係や獣医、園長などのプロが答えます。
今、世界中で動物園がおもしろいワケ
久米 由美/著 講談社/発行
自然界に近い形で展示する「生態展示」、動物のエサやり体験など、世界中で大きく進化している動物園。世界中から選りすぐった36の動物園を写真つきで紹介します。
動物園・その歴史と冒険
溝井 裕一/著 中央公論新社/発行
18世紀末のヨーロッパに誕生した動物園。古代の「動物コレクション」から世界大戦中の動物園、戦後の動物保全につとめる動物園への変化など、動物園の全史と冒険譚を描きます
動物園から未来を変える―ニューヨーク・ブロンクス動物園の展示デザイン
川端 裕人/著 本田 公夫/著 亜紀書房/発行
世界を驚かせた革新的な展示で動物園の最先端を走るNYのブロンクス動物園。その展示グラフィックス部門を牽引するのは日本人デザイナー・本田公夫。作家・川端裕人との対話を通じて現代の動物園の役割と問題点に迫ります。
動物の値段
白輪 剛史/著 ロコモーションパブリッシング/発行
ライオンは45万円、シャチは1億円⁉ 輸入動物商の著者が初めて明かす、動物売買の知られざる世界。動物園の動物はどこから来るか、家庭での野生動物飼育の是非など動物と飼育について考えさせられる本です。
世界の夢の動物園
ナターシャ・ムーザー/著 百合田 香織/訳 エクスナレッジ/発行
過去200年につくられた歴史ある動物園30事例と現代のゾウ、キリンの園舎など最新の事例を合わせた合計77の動物園を紹介した建築から見た動物園案内。歴史や設計のコンセプトなど新たな視点で動物園を見る本です。
モペットちゃんのおはなし
ビアトリクス・ポター/さく・え いしい ももこ/やく 福音館書店/発行 3歳~
ピーターラビットの絵本シリーズ。モペットちゃんがかわいくて楽しい絵本です。同シリーズ「こねこのトムのおはなし」もおすすめです!
きょうふのおばけパンツ
アーロン・レイノルズ/作,中川 ひろたか/訳,ピーター・ブラウン/絵 学研プラス/発行 4歳~
暗やみに不気味に光るパンツ。穴を掘ってうめてもまた現れる恐怖!!なのに笑える絵本。 「きょうふのおばけにんじん」もおすすめです。
星の歌を聞きながら
ティム・ボウラー/著,入江 真佐子/訳 早川書房/発行
ピアニストの父を亡くしたルークは、深い哀しみから自暴自棄となり、周囲の人との関わりを拒んでいた。不良仲間から盗みに入るよう強要されたある屋敷の中で、目の見えない幼い少女と出会う。屋敷の女主人に少女のためにピアノを弾いてほしいと頼まれ、少女とのかかわりを深めるうちに、少女の秘密を知ることになる。それは父のピアノとも繋がっていた。グリークの楽曲が気になった方には、「グリークを愛す」もぜひ。
羊と鋼の森
宮下 奈都/著 文藝春秋/発行
高校の体育館でピアノの調律師が鳴らした一音のピアノの音。秋の、夜の、森の匂い。静かであたたかな、深いピアノの音に魅せられた青年の物語です。宮下奈都の作品は、「スコーレNo.4」のころから大好きで、この本で本屋大賞を受賞されて、ようやく!ととても感激しました。エッセイ「神さまたちの遊ぶ庭」もぜひ。
線は、僕を描く
砥上 裕將/著 講談社/発行
水墨画の展覧会の会場設営の手伝いに駆り出された主人公は、法学部の大学一年生。そこで出会った老人(実は水墨画の大家)に絵の感想を気に入られ、なぜか成り行きで弟子になることに。一本の筆から生み出される風景に心を奪われて、絵を描き始める。越えられない人生の試練に閉ざしている心に、満ちていくもの。一人の青年の心の成長を描くとともに、「水墨画家」のすごさを堪能できます。
ふたりのゴッホ
伊勢 英子/著 新潮社/発行
画家であるゴッホと、詩人である宮沢賢治。ともに生活の貧困と戦い、不遇な人生を37歳で終えた。二人の芸術家の純粋な魂を、画家である著者がたどります。
テオもうひとりのゴッホ
マリー=アンジェリーク・オザンヌ/著,フレデリック・ド・ジョード/著,伊勢 英子/訳,伊勢 京子/訳 平凡社/発行
ゴッホの弟、テオドロス・ヴァン・ゴッホ。画商であるとともに、兄の理解者であり、兄に寄り添い支え続けたテオ。稀有な兄弟の絆が未公開書簡を通して明らかになる。
絵描き
いせ ひでこ/作 理論社/発行
旅の風景の中に、探し求めているものはきっと見つかる。 瑠璃色、コバルトブルー、藍色、宵闇のあお・・・作者特有の、あおという色のさまざまな表情が味わえます。
古代メソポタミア飯
遠藤 雅司/著,古代オリエント博物館/監修 大和書房/発行
世界四大文明の一つ、古代メソポタミア文明が栄えた5000年近く昔の人々も文化や食を楽しんでいました。この本では世界最古の文学作品の一つである『ギルガメッシュ叙情詩』の世界とともに、当時の料理を粘土板に残されていたレシピに基づき再現して紹介しています。5000年も昔の料理を現代で食べられる驚きの1冊です。
マーケット日和
つるや ももこ/著,寺岡 みゆき/撮影 アノニマ・スタジオ/発行
日本にはたくさんの市場があります。この本には著者が訪れた日本各地の市場が紹介されていますが、売られている物、食べられている物が様々で地域性の豊かさを感じます。秋田の山菜やキノコ、淡路島の海の幸、金沢の地野菜、鹿児島の鶏飯などなど。コロナ禍が落ち着いたら、日本のあちこちにある美味しい物を味わいに行きたくなりました。
成城石井 世界の果てまで、買い付けに。
上阪 徹/著 自由国民社/発行
輸入食材などで人気のスーパー「成城石井」。店頭に並ぶ商品の多くは目利きのバイヤーが探し出したものやこだわりの自社製品。中でも人気のチーズ、ワインなど選りすぐりの食材や商品を、バイヤーたちがどのように探し出し、作り出したのか紹介します。それぞれに色々な思いや苦労があって、バイヤーたちの熱意が伝わってくる1冊です。
ビートルズ 増補版
ハンター・デヴィス/著
草思社/発行
ビートルズの全面的な協力のもと、まだ活動中に書かれた唯一の公式評伝。ポールがジョンの歌詞を誤読するとその方が面白いと言って歌詞を変更するなど、スタジオ内のエピソードも興味深い。ジョンの死後のことまでふれている増補版を所蔵しています。
ビートルズ学入門
広田 寛治/著 新潮社/発行
ビートルズの研究は年月を経るごとに詳細なものになっていますが、手軽なもので十分、という方にはこの本がおすすめ。メンバーのエピソード中心に、ビートルズの歴史を新書サイズにまとめた本ですが、内容は充実しています。
ビートルズの英語
ザ・ビートルズ・クラブ/著
集英社インターナショナル/発行
タイトルは歌詞の解説書のようですが、ビートルズのメンバーの発言を英語と日本語訳で紹介し、解説を加えた本です。時にはウィットと含蓄に富み、時には率直で勇敢な数々の言葉からは、深みのある彼らの実像が伺えます。
これがビートルズだ
中山 康樹/著 講談社/発行
ビートルズが公式に発表した全213曲について、1曲1ページで解説した本。ビートルズを神格化せず、著者の判断基準でダメな曲はダメと断定しているため好みが分かれるかもしれませんが、ジョンとポールのボーカリストとしての素晴らしさに気づかせてくれた思い出深い本です。
メイキング・オブ・サージェント・ペパー
ジョージ・マーティン/著
キネマ旬報社/発行
「5人目のビートルズ」と呼ばれたビートルズの名プロデューサーが、最高傑作アルバムと名高い「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」のレコーディングについて、当事者しか知りえない様々なエピソードを語っています。
ザ・ビートルズ・サウンド最後の真実
ジェフ・エメリック/著
白夜書房/発行
近年評価が高まっているアルバム「リボルバー」からビートルズのレコーディング・チームに加わった若きエンジニアが、メンバーの興味深い素顔、彼らの突飛なアイディアを実現するための革新的なアイディアや苦労話を語っています。ジョージ・マーティンの本との併読がおすすめ。
レノン・リメンバーズ
ヤーン・ウェナー/著
草思社/発行
以前には「ビートルズ革命」「回想するジョン・レノン」というタイトルでも発行されていた、1970〜71年に行われたジョンとヨーコの伝説的な長時間インタヴュー。ビートルズ解散直後の生々しい発言は、今読んでも実に衝撃的です。
ジョン・レノン&オノ・ヨーコ プレイボーイ・インタヴュー1980完全版
デヴィッド・シェフ/著
シンコーミュージック・エンタテイメント/発行
1980年、ジョンが狂信的なファンの銃弾に倒れる直前の長時間インタヴュー。ビートルズとは何だったのか改めて語るほか、自作曲や他のメンバーの曲について1曲ずつ自らコメントしています。名曲「イマジン」にジョンが込めた意味を知ったときは感動しました。
ビートルズは音楽を超える
武藤 浩史/著 平凡社/発行
英文学研究家の著者が、メンバーの出身階級、ルイス・キャロルやモンティ・パイソンとの関連性など、幅広い文化史的な視点からビートルズを語ったユニークな本。
60年代文化の中にビートルズを位置付けた佐藤良明著「ラバーソウルの弾みかた」も、視野を広げてくれるおすすめの本です。